インプラントと入れ歯の違い


問診票

Tポイント

インプラントと入れ歯の顎の骨のやせ(顎堤)の比較

インプラントをした場合が、年に 0.1mm に対し、入れ歯はその5倍の年 0.5mm も顎堤が吸収します。
(インプラントVS従来型補綴のエビデンス 田中収 インプラントジャーナル2004 No.24 冬号)


インプラントと入れ歯の顎の骨のやせ(顎堤)の比較
インプラントと入れ歯の顎の骨のやせ(顎堤)の比較


インプラントと入れ歯、ブリッジ 比較のまとめ

失った歯を補う治療にはブリッジ入れ歯インプラントなどがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
歯科医院で納得するまで説明を受け、今あなたが抱えている問題を理解した上で、どの治療が一番良いか決めましょう。


インプラント 入れ歯 ブリッジ
治療方法 インプラント 入れ歯 ブリッジ
長期信頼性
(残存率)

(10年で90%以上)
×
(4年で50%)

(8年で50%)
残存組織の
保護
×
(鉤歯の喪失、顎堤の吸収)
×
(歯質の消去、咬合負担の増大)
咬合咀嚼力 ×
審美性
異物感 ×
良い点

天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感がなく噛むことができる。

噛む力は天然歯の約80%回復することが出来るので、固いものを噛むことが出来るようになる。

隣の歯を削る必要がない。

見た目が天然歯に近い。

良く噛めることは全身的な健康にも良い影響を与える。

ブリッジでは適応できないような大きな欠損に有効。

ブリッジのように健全な歯を削らずに補える。

(削る替わりにバネで固定する場合もある。)

固定式であるため装着しても違和感があまりない。

人工の歯の材料を選択することにより天然の歯と遜色のない審美的な修復が可能。

留意点

インプラントを顎の骨に埋めこむ手術が必要。

全身の疾患がある場合には治療ができない場合がある。

インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要である。

バネによる隣の歯への負担が大きい。

噛む力が健康な状態に比べて30?40%くらいになる。

取り外して手入れをする必要がある。

すぐにガタつきやすい。

口の中に違和感を感じやすい。

食物が挟まって口の中が不衛生になりやすい。

ブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要がある。

支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合がある。

ポンティック(ブリッジの隣の部分)の下部の歯肉との間の部分に食べ物カスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。

空気がもれて発音が困難になることがある。

治療費用

インプラントは保険適用外の治療のため自由診療となります。

手術の難易度、埋入本数等により必要な費用が算定されます。

保険適用材料を使用する場合はその保険点数内。

使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合があります。

保険適用材料を使用する場合はその保険点数内。

使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合があります。


インプラントの最大のメリットは、顎の骨にしっかり固定され自然の歯と同じように噛むことができることです。
インプラントなら、咀嚼機能を維持し、体(脳)に良い刺激を与えることができます。
インプラントは治療費が高いと考える方もおられます。
しかし、5年10年といった長期間でのメリット・デメリットはどうでしょう?
定期健診やご家庭でのケアをきちんとしていれば長期間持たせることができ、周囲の歯も傷つけない、自然歯と変わらない噛み心地が得られるのです。高齢者でも噛む力(咀嚼機能)が回復・維持でき、何でも食べられ、健康な生活を過している方もおられるのです。
毎日の食事が快適にとれることが、どれだけすばらしいことか!ぜひ実感してください。
そのためのサポートをするのが歯科医院の役割であり、私たちの喜びでもあるのです。


医院案内 治療案内 さまざまなお口の問題 予防、治療法の紹介