歯並びを治す歯列矯正
一生、自分の歯でかめることは大きな幸せです。
矯正治療は本人の「治したい」という意志とご家族の協力が必要です。
※患者さんが子児の場合、ご両親の協力は特に必要です。
治療期間も長く、歯磨きや食事にも気を遣い、担当医の指示通り装置を取りつけたり、歯磨きをしなければ治療は予定通りに進みません。
患者さんと担当医が協力して一緒に治していくものです。治療を始める前に費用や期間、装着について等わからないことは全て確認しておきましょう。
- メリット
- 口元などが美しくなる
- 健康的なかみ合わせになれる
- 歯の病気になりにくくなる
- 体調がよくなる
- 唇が閉じやすくなる
- 発音しやすくなる
- デメリット
- 矯正装着が必要
- 治療期間が長期になる
- 歯磨き、食事に気を遣う
歯列矯正とは? 必要な場合、いつ頃から始めるの?
口元、顔の形、歯並び、かみ合わせを良くし、自分の歯で一生かめるようにすることを目的とします。
歯列矯正治療の必要があるもの
- かみにくい、発音しにくいなど機能障害があるもの
- 歯並びが悪いため、虫歯や歯周病になっているもの
- 骨格的にかみ合わせがずれているもの
- 歯やあごが原因で唇が閉じにくいもの
- 審美的に問題があるもの
このほかに、いびき・歯ぎしり、舌足らずなしゃべり方が治ることも!
矯正治療の開始時期は、患者さんそれぞれに適切な時期があり、一概にこの時期とは決められません。歯肉の健康な人なら、何歳になっても矯正をすることができますので、詳しいことは私たち担当医に相談してください。
矯正治療中の注意
- 痛み
- 個人差はありますが、矯正装置を入れると2、3日は歯が浮いたような感じになったり、痛みを感じる場合がありますが、それは歯が動いている証拠です。3日〜1週間で治ります。それ以上痛みが続く場合などは担当医に相談してみましょう。
- 歯磨き
- 矯正装置には食べ物のカスがたまりやすく、歯磨きをおこたると虫歯になります。治療に入る前には歯磨きの指導を受けるので、その注意に従って毎食後しっかりと歯を磨きましょう。
- 食事
- 矯正中は虫歯や歯周病にならないために、甘いものはなるべく控えます。かたい物や歯にくっつく物を食べると装置が壊れたり、変形する可能性もあるので避けましょう。
避けたい食べ物
せんべい、フランスパン、とうもろこし、アイスキャンディーや氷のかたまり、りんごの丸かじり、キャラメル・ガム
注意が必要な食べ物
アスパラガス、ほうれん草、キャベツの千切り、うどん、スパゲッティ、ラーメンなどの麺類
矯正に使用する器具
目的によって様々な形のものがあり、歯科医によっても、患者さんの成長過程によっても、使用する装置はかなり異なってきます。下記の装置は代表的なものです。
- 固定式の装置
- リンガルアーチ(パラタルアーチ)、マルチブラケット、クワッドへリックス
- 取り外しができる装置
- 床矯正装置、機能的顎矯正装置、ヘッドギア
この他に目立たないタイプのものもあります。
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