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虫歯はどう進むの?
痛み出してからでは手遅れ! あなたは大丈夫?
- C1 ほとんど自覚症状がありません。
- この程度の時に治療をすれば、痛みもあまりなく簡単に終わります。
- C2 しみるようになってきます。
- この時点で治療をすれば、神経をとらずにすみます。一刻も早く治療しましょう。
- C3 はげしく痛むことがあります。
- ここまで進行してしまうと神経をとらなければいけません。神経がなくなると、歯はもろく欠けやすくなります。
- C4 腐った根だけが残り、根の周辺にたまった膿のため、口臭もひどくなります。
- 神経の治療ができない場合には、歯を抜かなければいけません。
虫歯のでき方&進み方
- 口の中にはたくさんの細菌がすんでいます。その中のひとつミュータンス菌が主な虫歯の原因菌です。
- 口の中の虫歯菌が、食べ物の中の砂糖を栄養に、表面にネバネバした物質をつくります。
- そのネバネバした物質の中に虫歯菌や他の細菌が住みつき、どんどん増えていきます。これが歯垢(プラーク)といわれるものです。
- 歯垢(プラーク)の中の虫歯菌は食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、しだいにエナメル質を溶かしはじめます。これが虫歯です。
- 虫歯の原因
- 歯の質、食物、虫歯菌 → 虫歯菌発生
- 規則正しい生活が決め手!
- 歯磨きをする。カルシウムをとり強い歯にする。甘いものを減らす。
- 虫歯になりやすい場所
- かみ合わせの面、歯と歯ぐきの境目、歯と歯が接している面
- 虫歯は全身病の引き金にも!
- C4までになると根の周囲に膿をもつようになりますが、体の一部に化膿性の炎症をもっていることは病気の爆弾をかかえているようなものです。
初期の虫歯の発見は難しいため定期検診を受ける習慣をつけましょう!
ムシ歯になりやすい、なりにくいがあるって本当?
ムシ歯になる<危険度>をカリエスリスクといい、1人1人原因や度合いが異なります。
- ムシ歯になりやすい原因
- 菌、食生活
- ムシ歯になりにくい要因
- ダエキ、フッ素、キシリトール
あなたの口の中にいる「菌」の数を調べます。
- ミュータンス菌は、プラーク(歯垢)の中に多く存在し、「酸」を作り出します。
- ラクトバチラス菌は、ムシ歯を進行させる菌です。気に入った住みかがあると増えやすくなります。
- 数を知ることで、口の中の状態や食生活を評価することができます。
あなたの食生活を調べます。
- あなたが食事をして栄養をとっているのと同じように、ムシ歯菌もそれを栄養源にしています。
- 食事や間食の回数が、多いほど・・・
- ムシ歯になりやすい状況を多く作ります。
- あなたの唾液について調べます。(サリバテスト)
- ムシ歯に対抗する最も頼もしい味方が「唾液」です。
唾液の量が少ないと、ムシ歯菌が作り出した酸を中和できず、エナメル質を溶かしはじめます。
唾液の量が多いと、酸が中和され、歯の表面を守ります。
- あなたはフッ素とどのくらいおつきあいしてますか?
- フッ素は丈夫な歯を作るお手伝いをしてくれます。
フッ素は、抗酵素作用・抗菌作用があり、歯質を強化します。
フッ素入り歯みがき剤を使用したり、歯科医院でフッ素塗布をするのも良いでしょう。
- キシリトールを効果的に使いましょう。
- 白樺や樫などの樹木からとれる天然素材の甘味料です。
ミュータンス菌がキシリトールを摂取しても発酵できないため酸がつくれません。
さらにキシリトールを摂取した菌は活性が弱まります。
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